日本人の死因ランキング
2023年の日本人の死因ランキング
1位:悪性新生物(腫瘍)
2位:心疾患
3位:老衰
4位:脳血管疾患
5位:肺炎
長期に寝たきりになる疾患第1位は?
私は長年、外出困難な方の機能回復訓練を行っていますが、長期に寝たきりになるケースが圧倒的に多いのが、何といっても脳血管疾患です。
50歳代の若い人からお年寄りまで、脳血管疾患の後遺症で麻痺をわずらう方の何と多いことか!
ここで、ひとくちに脳血管疾患といっても、それは出血性のものと虚血性のものとに分類されます。
①出血性は、その名のとおり脳の血管が破れて出血するもの。太い脳動脈にできたコブが破裂して、脳の表面をおおうクモ膜下腔に出血するのがクモ膜下出血。脳の細い動脈が破裂して、脳の中に出血するのが脳内出血。
②虚血性は、脳の動脈が詰まり血行が途絶えるもの。不整脈により心臓から血栓が飛んで詰まるものや、アテロームというコレステロールの塊ができ、血管の内壁を詰まらせるものなどがあります。
いずれにしても、脳の血管が破れたり塞がれたりして酸素の供給が途絶えると、脳の神経細胞が壊死してしまうため、麻痺などの重大な障害が残ってしまいます。
脳血管疾患を未然に防ぐには
脳血管疾患といってもさまざまな原因があります。中には、生まれつきの動脈の奇形など、どんなに注意をしても避けられないものもあります。一方で、常日頃から生活習慣に気を付けてさえいれば、未然に避けられるケースも非常に多いんです!
では、どうすればこの疾患にかかるリスクを引き下げることができるのか?
その答えは、血管の弾性を高めることにあります。
血管の弾性を高めて、脳のみならず全身の血流をよくすれば、血管が破れたり、詰まったりするリスクが低くなるのは当然のことですね!
血管の弾性アップにヨガは最高!
では、血管の弾性を高めるにはどうしたらいいのか?
それはズバリ!食事法とヨガです。
ヨガのボーズは身体をしぼりあげて、筋肉をあらゆる方向に引き伸ばします。筋肉を引き伸ばせば、その間を走行する血管や神経も伸ばされて、血管や神経の弾性が回復します。
同時に、脂質の摂取を控えて、食物繊維を豊富に含んだ野菜や果物、豆類を多くとることにより、血液がきれいになり動脈硬化のリスクをぐっと引き下げます。
まさに、ヨガ+食事法により身体の内外から血管を若返らせるのです!
健康力アップの秘訣は、血管の弾性と血管の中で酸素や栄養素をせっせと運び続けている血液にあり!
柔らかい血管にサラサラ血液が流れていれば、年をとってもみずみずしい身体を保つことができます☺
不規則な生活で血液ドロドロ、動脈カチカチは自覚症状がないうちに静かに進行しています。
生活習慣の乱れが気になっている方、健康診断の数値が思わしくない方。思い切って、ヨガを始めてみませんか?